『第28回ぴあフィルムフェスティバル』まもなく開催(7/15〜7/21まで)

またまたPFFの季節がやってまいりました! 昨年同様、場所は渋谷クロスタワー2Fにある渋谷東急。今年の審査員は、伊藤俊也(映画監督)、緒方明(映画監督)、やまだないと(漫画家)、小川真司(プロデューサー)、伊勢谷友介(俳優)の5名となっております。招待作品には、各所でかなり評判の高い園子温監督『紀子の食卓』も含まれているので、「秋公開まで待てない!」という方は一足お先にPFFでどうぞ。

『第28回ぴあフィルムフェスティバル』 7/15(土)〜7/21(金)まで
□会場:渋谷東急(渋谷クロスタワー2F)



7/15(土) コンペティション部門 作品詳細
●Aプロ:
「黒森歌舞伎」監督:木村陽亮
 “山形県酒田市で江戸時代から脈々と継承される伝統歌舞伎に取り組む者たちの
 複雑な人生を巧みに描いたドラマ。
「豚足の夜」監督:金子直人
 “それぞれがバラバラな4人家族。長女の歯の違和感と機を合わすかのように、
 絆がほころんでいくシュールな家族劇。”
●Bプロ:
「隼」監督:市井昌秀
 “エアコンのない古びた一軒家で慎ましく生活する貧しい夫婦。貧乏の極限にまで達した2人は
 やがて反目してしまう。”
「hanafusa」監督:甲斐博和
 “男が久しぶりに同棲先のアパートに戻ると、女は別の男との引っ越しの最中だった。
 舞台劇の手法を用いて見せる人間模様。”
●Cプロ:
「Catchball With ニコル」監督:浅野晋康
 “兄妹の2人暮らしのアパートに突然現れる妹のカナダ留学時代の友人。
 異文化コミュニケーションを軽妙に見せた快作。”
「胸騒ぎを鎮めろ」監督:楫野裕
 “真夜中のパーティーで出逢った彼女とのデートを楽しむ青年が運命のいたずらに翻弄される。
 風変わりなラブサスペンス。”

●Dプロ:
グラウンド・ゼロ(PG-12指定作品)監督:大泉彰彦
 “自殺サイトで知り合った2人の若者が毒ガスを極秘に入手し、「パターンから外れたヤツら」を
 始末しようと模索する。”
「ダイバーのリズム」監督:野沢拓臣
 “台風が接近する海沿いの夜のプール。水泳部員の少年とマネージャーの少女の会話を軸に、
 海風と波の音に彩られた世界。”


7/16(日) コンペティション部門 ※作品詳細
●Eプロ:
「盲の夢」監督:平田啓介
 “単調な生活を繰り返す若者が突然、車椅子生活を余儀なくされる。そんな彼を優しく癒す
 1人の盲目の青年との小旅行。”
「はっこう」 監督:熊谷まどか
 “一向に言葉を発しない幼児を抱え、いらだちが募る専業主婦の日常。不安が狂気に変わる姿を
 ラテンのリズムで活写する。”
●Fプロ:
「single」監督:中江和仁
 “学生時代に付き合っていた彼女との間に出来た中学3年生の息子と初めて同居生活をすることに
 なった中年男の物語。”
「まばたき」 監督:湯浅弘章
 “病院を抜け出し、「別れた妻」の元へ向かう老人や、母親の出産を目前に控えた少女らが
 1台のバスに乗り合わせる。”
●Gプロ:
「ニューヘアー」監督:川原康臣
 “入院中の元仕事仲間の奇妙な「遺書」に従いながらドライブを続ける男女。
 音楽を映像がスタイリッシュに交差する。”
「ダム・ガール」監督:児玉和土
 “ダム開発によって、父と故郷の村が沈んでしまった娘の孤独と愛を、日本独特のエロスも
 取り入れながら描いたドラマ。”
「IMMEASURABLE MYSTIC BOOK」監督:平沢翔太
 “未開の島で発見された不思議な生き物たちの奇妙な生態系をCGを駆使しながら巧みに描いた
 疑似ドキュメンタリー。”
●Hプロ:
「MIDNIGHT PIGSKIN WOLF」監督:内藤隆
 “里親に虐げられ続ける無骨な男が、川で釣ったジャケットを身にまとい大都会へ向かう。
 珍妙なハードボイルドロマン”
「.doc」監督:西野方子
 “彼氏と同居しながら出会い系サイトでバイトを始める女性。サイトにハマる若者像を通じて
 今日的社会テーマを鋭く描く。”
「光」監督:濱本敏治
 “実家の父が病気だと兄に知らされ、日帰りで帰省する弟。平穏な日常の変化を淡々と描きながら
 家族の姿を真摯にとらえる。”


7/17(月・祝) 招待作品部門
「いいこ。」監督:小谷忠典 出演:松本美和,廣瀬優紀美,木元としひろ,木野花
 ※小谷忠典監督来場!
ねこのひげ監督:矢城潤一 出演:渡辺真起子,大城英司,螢雪次朗,仁科貴,馬渕晴子
 ※矢城潤一監督&出演の大城英司、螢雪次朗、仁科貴、中原丈雄根岸季衣来場予定!
●内田けんじ監督に聞く「私を変えたこの1本」
荻上直子監督に聞く「私を変えたこの1本」
●マクセル特別協賛企画 森田芳光スペシャ
「水蒸気急行」「ライブイン茅ヶ崎
 ※森田芳光監督来場!


7/18(火) コンペ&招待作品部門
●Dプロ(2回目):「グラウンド・ゼロ」(PG-12指定)「ダイバーのリズム」
●Gプロ(2回目):「ニューヘアー」「ダム・ガール」「IMMEASURABLE MYSTIC BOOK」
紀子の食卓監督:園子温 出演:吹石一恵,つぐみ,光石研,吉高由里子 
 ※園子温監督来場!
「UZAK/冬の街」 監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン 出演:ムザフェア・オズデミル


7/19(水) コンペ部門

●Hプロ(2回目):「MIDNIGHT PIGSKIN WOLF」「.doc」「光」
●Eプロ(2回目):「盲の夢」「はっこう」
●Bプロ(2回目):「隼」「hanafusa」
●Aプロ(2回目):「黒森歌舞伎」「豚足の夜」
スペシャルプログラム:
8ミリフィルムでの映画製作に触れるワークショップ形式トークショー開催(21:45〜)。10/28公開開の岩井俊二プロデュース作品「虹の女神 Rainbow Song」で監督を務めた熊澤尚人氏をゲストに迎え、ヒロインの上野樹里が劇中で監督する8ミリ短編「THE END OF THE WORLD」を上映しつつ、制作の過程を熊澤監督に紹介してもらう。PFFの半券or前売り持参者のみ入場可(※無料)。


7/20(木) コンペ&招待&スカラシップ作品部門

●Fプロ(2回目):「single」「まばたき」
●Cプロ(2回目):「Catchball With ニコル」「胸騒ぎを鎮めろ」
●招待作品:
鼻唄泥棒監督:廣末哲万 脚本:高橋泉 出演:廣末哲万,並木愛枝,高橋泉
 ※廣末哲万監督&出演者来場!
●第16回PFFスカラシップ作品:
「14歳」監督:廣末哲万 脚本:高橋泉 出演:廣末哲万,並木愛枝,香川照之
 ※廣末哲万監督&出演者来場!


7/21(金)
コンペティション部門 PFFアワード2006表彰式 + グランプリ作品上映
※前売りは完売。当日券をPM4:00より若干数発売。

会場へのアクセスマップが去年より分かりやすくなっててGOODです(歩道橋の根元の位置がちょっと違うけど)。京王井の頭線渋谷駅から行く人は、正面のでっかい改札を出てJRへ通じる連絡路をまっすぐ行き、突き当たり右手に見えるワッフル屋の前の急な階段を昇って降りるとアクセスマップに青色で示されてる「連絡通路」に辿り付けます。尚、劇場のある渋谷クロスタワーにはスタバ(3F)やコンビニ(2F)も入っており、飲み物・食料はそこでGETできるのでご安心を。うーん、今年は仕事が忙しくて全然いけないかも! 



また、ちょっと足を伸ばすとイメージフォーラムがあるので、『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』をまだ観てない方はPFFの後にどうぞ。こちらの上映も7/21(金)まで。連日21:30よりレイトショーなので5分もあれば間に合うはず。行き方は↓こちらを参照されたし(渋谷クロスタワーからなら歩いて1,2分かな)。