『ダメジン』まもなく公開(7/1〜8/11まで)

時効警察』放映で知名度もぐぐんとUPした(?)三木聡監督の蔵出しデビュー作ダメジンが今週末より公開されます。いやー・・・長かったね(笑)。撮影してます!って記事が出たのが2002年だもん。編集まで終わった状態で3年間の放置プレー。3年も前の自分にアフレコするってどんな気分ですか? 本作は三木監督、緋田康人温水洋一の3人によって企画された作品で、8ミリで撮った短い映像を持参していろんなところに企画を持ち込んでみるも、「テレビでやればいいんじゃないの?」なんて言われたり、脚本時のタイトルが『ほぼ乞食』で「これじゃ公開できない」なんて言われたり、製作に漕ぎ着くまでもなかなか大変だったらしい。主演の一人、佐藤隆太は、緋田さんが『木更津キャッツ』で見初めての抜擢だそうだ。ちなみにながーい公開待ちの間、監督と編集しか見てないこの作品を、どこからかぎつけたのか某警察署員が「是非見せて欲しい」と連絡してきたそうで、驚くべき理由がこちらで明かされている。監督、確かにこのネタは『時効警察』でやるべきだった(パート2やるときは忘れずにね)。各所で「岡田真澄の遺作!」と報じられてますが、もう1回言っておきます。これは「4年前」に撮影された作品です。「病気してたようには見えない…」なんて思わないようにお気をつけ下さいませ。尚、訃報に際し、監督とキャスティングプロデューサーから寄せられたコメントはこちらで読むことができます。


『ダメジン』 7/1(土)〜8/11(金)まで


【監督・脚本】三木聡【撮影】小林元
【出演】佐藤隆太/緋田康人/温水洋一/市川実日子/篠井英介/ふせえり/笹野高史/岩松了/山崎一/片桐はいり/麿赤兒/謙吾/村松利史/迫英雄/加藤歩(ザブングル)/菅原洋一/岡田真澄/嶋田久作/伊東美咲/吉岡秀隆
98min/2006年
□上映館:テアトル新宿(7/15以降はレイトショーのみ)


【STORY】働かずに生きていく方法を真剣に考えるリョウスケ、ヒラジ、カホルの3人。インドへ行けば一生働かなくても生きていけるらしいという、猫ジジイのいい加減な助言に従って、渡航費を貯めるため慣れないアルバイトをしたり、人のハガキから切手をはがして売ったりするも、一向にお金は貯まらない。そんな中、倒産した銀行を襲撃する話が持ち上がり加担することに。果たして彼らはインドへ行くことが出来るのか……?


『ダメジン』公式ブログ

7/1(土)21:20上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストは三木聡監督、佐藤隆太市川実日子緋田康人温水洋一を予定。


尚、上下ジャージ姿で観に行くと、当日料金より200円割引になります。また、7/14(金)21:20の回は休映だそうです。くれぐれもお間違えなく。



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