ハーゲンス博士の人体解剖番組、ついにDVD化!

わたくしが個人的にその動向を追っているドイツの山師こと、“お騒がせ人体標本オジサン”グンター・フォン・ハーゲンス博士。彼がイギリスのテレビ局と共同で行った“人体解剖ライブ”が、ついにDVDとなって日本に上陸してきました。

人体解剖マニュアル ~一目でわかる人体の不思議~ DVD-BOX

人体解剖マニュアル ~一目でわかる人体の不思議~ DVD-BOX

最新の人体標本の技術“プラスティネーション”を使って行われる、解剖ライブ。


【レッスン1 動き】 
全身の皮膚をいっさい傷つけずきれいに剥ぐ。頭蓋骨を開き、脳をスライスし、脊髄と一本の長い座骨神経を取り出して見せる。
【レッスン2 循環器】
呼吸器系統と循環器系統の働きについて解説する。拡張と収縮を再現してから肺を取り出し、心臓を切開して血管に人工血液を流す。
【レッスン3 消化】
女性の死体を公開解剖して消化のしくみを解明する。舌から肛門まで、腹部の消化器官をすべて取り出し、消化の流れにそって臓器を解体して、全長7メートルに及ぶ消化器をほどいてゆく。
【レッスン4 生殖】 
男性と女性の死体を公開解剖し、生殖のしくみを解き明かす。睾丸〜ペニスへと放出されるまでの精子の通り道と、子宮から子どもが産道を通って生まれるまでをデモンストレーションする。
※1〜4までバラ売りもしてます

本国イギリスではテレビ番組として放送され物議を醸した本作。日本版制作にあたっては、監修を長年の友人である解剖学者・養老孟司氏が担当してます。


サンプルムービーを見たい方は↓こちらからどうぞ。
http://forest.kinokuniya.co.jp/ItemIntro/93991
言うまでもありませんが、グロいのが苦手な方、そして特にいま現在「ケンタッキーフライドチキン」をお食事中の方にはオススメできませんのであしからず。どうしても「喰いながら見たい」というのであれば止めはしません。


ちなみに日本で全国行脚してる「人体の不思議展」(※7月から仙台でやります)はハーゲンス博士の行ってる「BODY WORLDS(人体の世界展)」のバッタもんです。人体標本の作りは非常によく似ていますが、何の関わりもないそうなのでごっちゃにしないようお気を付けくださいませ。ね、たのみこむさん!



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