テレビの映画枠

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既にゴールデンの映画枠に見切りをつけ始めているTBSとフジテレビは、完全撤退とは言わないまでも今年更に加速させるらしい。「ヒット作を放映しても思うように視聴率が稼げないから」というのが理由だそうだが、もともとTBSはゴールデンで映画をやってるイメージがないし、フジは『スタトル』放送時にエロ・グロカットとしたヘタレ局なので、無くなったとしてもこちらも特に痛手は受けない。ただ、両局とも、映画製作にはこれからもガンガン力をいれていくというこで、なーんかもやもやとしたものが残るのも事実。


その他の局はどうかというと、テレ東やテレ朝はターゲットを絞った作品選びで自局の他番組と比べても安定した視聴率を上げてるとか。ジブリを有する日テレも含め、これからもゴールデンの映画枠は続けてゆく意向だ。各局のコメントが興味深かったのでメモっておく。

日本テレビ金曜ロードショー
「家族がお茶の間でワイワイガヤガヤ映画を楽しめる地上波放送はまだまだ意味がある」


テレビ朝日日曜洋画劇場
「曜日がら、普段は映画をあまり見ないお父さんたちでも気軽に見られる作品を中心にチョイスしている」


テレビ東京木曜洋画劇場
「原則は男性に人気の高いアクション。未公開ものの発掘も力を入れる」


テレビでやってたヘンな映画のせいで趣味嗜好がおかしくなった身としては、次の世代を育てる意味でもテレビ屋さんには頑張ってもらいたい。レンタルに押され気味と言われても、80年代以前の作品になると当時のヒット作でもなかなか置いてないレンタル屋も存在する(角川映画なんて半分も置いてない)。『日本沈没』公開時にはオリジナルもちゃんと放映してくれるのだろうか。それから、テレ東さん、その昔12チャンで見た『ラビッド』と『シーバース』を再見したいので、深夜にクローネンバーグ特集組んでください(昼間でもいいよ)。あと、そろそろまた『リップスティック』放映してもいいんじゃないかと。若い子は知らないよ。どうせレンタル並んでたって借りやしないし。『es』と並びテレ東でしか放映できない鬱映画。