固有名詞が覚えられない病

ネットだと検索で裏とってから書き込むためなかなかバレないが、私は「固有名詞」を覚えられない性質である。何度確認してもイレイザーヘッドヘルレイザーレザーフェイスがごっちゃになるし、目で見た単語と頭で思い浮かべてるものが一致してないこともたびたびある。また、何度も書いてる固有名詞にもかかわらず、ネットにアップした直後に「あれ? こんな名前だったっけ?」と突然自信がなくなり削除したり検索しなおすことも多々あるため、勝手にリンクして正解を教えてくれる「はてなキーワード」にはいつもとても感謝している(他じゃやってけないよ)。


そんな私でも「この人はスゴイ!」と思ったのが、先日行ったドキュ嘘トークイベントの森さん。噂には聞いていたがあれは酷い。記憶に自信のない人は絶対傍に近づいてはいけない。確実に悪化する(事実、悪化した)。あの日の私は、山下敦弘監督のことを好きだと言いながら「のぶひろ」だっけ?「あつひろ」だっけ?と首をかしげる森さんに対し、心の中で「のぶひろだよ、森さん! 好きなら名前ぐらい覚えて」と即座にツッコミを入れるぐらいの記憶力はあった。にもかかわらず、今になってあの日のことを思い出すとどっちが正解かわからなくなってる・・・(ネットで調べたよ!「のぶひろ」で合ってたよ!)。たかだか1,2時間でこの感染力。丸一日一緒にいたらどうなるかわかったもんじゃない。


逆に森さんと正反対の意味で凄かったのが隣に座ってたKプロデューサー。森さんがテキトーな単語を口にするたび、まるで電子辞書が内蔵されてるかのごとくスラスラと正式名称に置き換えてくれる。きっと森さんはこう思ってるだろう。「この人がいれば、僕はもう単語を覚えなくてもいい」と。


そういえば、前に『あるある〜』で言ってたよ。単語が出てこないときは、諦めずに頑張って思い出せって。じゃないと想起力(ものを思い出す力)はどんどん退化するって。


ただ、森さんてば、自分の告知の時だけはスラスラと話すんだよな。難しい単語も全然つっかえないし。そこで記憶容量食いすぎて他に回す余地がなくなってるのか。



私の脳みそはどこがメモリー食い尽くしているのだろう。サイボーグ技術の進化に期待したい。