花とソーラー発電の街、川越を歩く

先日、川越へ行ってきました。2日通う予定だったけど、体中が痛くて痛くて起きれんかったので1日だけ。でも、翌日に痛みが出るっちゅーことは若い証拠だね!(おい)


朝11時頃に到着。川越の市街地は、皇居のお堀のようにグルッと川で囲まれている。・・・ん? あああああああ!!!! 「川越」ってそういうことだったのか(違っ)。川の内側踏破を目標に北側から攻めることに決める。まずは駅を出て北へ。失敗したなーと思ったのは、人出がものすごく多かったこと(世間もGWじゃん!)。前に人が歩ってるとイライラしてくる。中心街を歩くのは諦め脇道へ。ハグレ観光客に何度か道を聞かれる。「どこに行きたいんですか?」と鞄から川越市中心図(のコピー)を取り出すと、「あ、観光客の方ですか」と。おねえさん、カメラ片手にうろうろしてる地元民って滅多にいないと思う。


小江戸」と呼ばれる川越だが、飛騨高山とは異なり、中心街を外れると古びた家はあまり見られなくなる。立て替え中の家も多く、建物目当てに来た身としては少々期待外れ。その代わり、この街は区画の切り方がヘンで面白い。普通敷地っていえば田舎でも無い限りだいたい四角ですよ。ところが妙にいびつで入り組んでる。統一性がまるでなく、大きさもバラバラ。「なんだこの細長い空き地は?」と思ったら奥の方は開けてて家が建ってたり(つまり民家の入口だった)。行き止まりも多く車で迷い込んだ人はキケン。また、「花の街」を目指してるのかと思うぐらいどの庭にも花が植わっており、彩り鮮やか。市民花壇なんてのもあった。散歩するにはこの時期グットタイミング。立派な木が植わってる家もよく見かける。木と言えば、川越高校の巨大樹は見事だった。あれは眺め甲斐がある。中心街は観光客だらけ。しかしちょっと外れて川っぺりに出ると人通り全然ない。のどか。人混みに飽きたら是非川っぺりへ。川の水はそんなにキレイじゃないけど(ていうか汚いけど)、木にはヘンな蟲がうじゃうじゃくっついててキモ楽しいし、地元の中学生かなんかが描いたブキミな「水辺注意」の看板もいろいろと立ってる。
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それと観光マップには載ってないが、市街地の真北にある「田谷橋」に行くと古い水門を見ることが出来る。
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しばし水面を眺めながらボーッとする。楽しい。場所によっては岸辺にカモが寝てる。しかし日差しが痛い。脳天が灼ける。民家の庭先につながれた犬はことごとく死んでた。風が心地いい。


高校からすぐの場所に美術館と博物館がある。川越市はソーラー発電を推進してるらしく、川越高校にも美術館にも太陽光発電機が設置されてた(おそらく他の大きな施設もそうなんだろう)。電力、溜めまくってますか? 美術館では地元出身の齋藤研という人の絵画展がやってた。ちらしを見たら一枚すごく気になる絵があったのでちょっと入ってみる。まるで実験映画を観てるような油絵が並ぶ。夜中に抜け出てきそうな人物画ばかり。どれもかなりデカイ。気になる絵を見る。
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いいわー。でも家には置きたくない。寝てる間に女性の横に自分が刷り込まれていそう。隣の博物館では大絵馬展が催されてた。あまり長いも出来ないのでそちらはパス(ちなみに博物館のトイレは無料で借りることができる)。


1日あれば3分の1は行けるだろと思ってたが全然無理。美術館に寄ったり川っぺりでぼーっとしたり氷川神社で遊んでたらあっという間に4時半。お腹も空いてきたので急遽菓子屋横町へ。中心街を歩いていたら消火栓を発見!
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デザインがステキ。こちらの方の情報によれば、汚水マンホールのデザインはもっとステキ。あー、なんかオリエンテーリングしたい。次回は必ず激写してやる! 



菓子屋横町は人でごった返してた。鯛焼きを食す。焼きキュウリなるものも売ってた。歩いてる途中で持病の腰痛がぶりかえし、レトロなバスに乗って本川越駅へと帰還。