恐るべき風貌のダルマに出会う

先日、高崎にダルマ見物に行ってきました。群馬出身の知人が「地元ではどの家にもダルマが置いてある」とのたまったので、「なんで? なんでダルマが?」と問いつめたところ、近くにダルマ寺があることを教えてくれたのです。しかもこの寺、調べてみると「東日本縦断カブの旅」でミスターと大泉君がダルマを買ったあの寺だと判明。「それは是非見に行かねば」と、どうバカの友人と連れだって、いざ高崎へ。


少林山達磨寺群馬県高崎市



寺の門をくぐるとまずは長い階段がお出迎え。日頃の運動不足を太ももで感じつつ、颯爽と駆け上ぼる高校球児に追い抜かれながら階段を上ってゆくと、見覚えのあるおみくじ売り場が。おみくじ引いてちょっと休憩。更に上を目指し階段を上り切ると、いましたいましたダルマが。


年末にでも行けばもっともっとうずたかく積まれてるんでしょうが、この時期はそんなでもありません。


ダルマってよく見ると、、、


鼻が高い。



境内にはダルマ資料館が併設されており、日本中のダルマを見ることができます。
そこにあり得ない風貌のダルマが!


「八王子ひげだるま」と言うそうです。明らかに不自然な場所から毛が生えてるこのダルマ。絵付けしていた職人が自宅作業中に何者かに襲われ、鋭利な刃物で滅多刺しに。犯人は職人の髪を切り落としこのような箇所に植え付け逃走。事件の起こった場所が八王子だったことからこの名がつけられた・・・というような話は何一つ聞けませんでした(残念)。八王子城で殺された北条家家臣たちの怨念がダルマをこのような姿に変えてしまった、わけでもなく、元からこういう風貌のダルマのようです。最悪のセンスです。ほんとにこんなんで御利益があるんでしょうか。目の下から生えてる毛は、ナニ毛?



他にも怪しげな達磨大師像がいっぱいあって、思ってた以上に楽しめたダルマ寺。大小様々なダルマがたくさん置かれてるという状況は妙に可笑しく、溢れんばかりにダルマが積み上げられてる時にまた来てみたいなと思いました。次は人形寺に行こうかな(嘘です。怖いので行きません)。





あ! 




ダルマ買ってくるの忘れた...orz