CMスキップに関する大きな誤解

一般視聴者が「CMスキップによってCM効果が無価値化してるのではないか?」と危惧してる事実にショックを受けた放送関係者さんが、こんな苦言を呈していました。

CMスキップに関する大きな誤解(@放送局の裏の裏。)


何がショックかと言うと、
CMスキップ=CM価値が落ちる、
と考えられていることだ。
HDDが普及して録画で見る人が増えたことで、
CMの視聴時間が落ちて、
視聴率ほどのCM効果がない、
と考えている人が多いのだ。


(中略)


視聴率というのは、
生でその番組を視聴している人の割合だ。
大前提として、録画視聴の割合は含まれていない。
だから、HDDでCMをスキップされようが消去されようが、
CMの価値にはまったく影響はないのだ。


(中略)


もちろん専門家である代理店や局の営業は、
それを知っているから問題はない。
だけど一般の方が上のように思っているということは、
専門家ではないスポンサーも誤解している可能性が高い。
そんな流説で出稿が減ってしまったら…と考えると、
かなりのショックなのだ。

ビデオ時代からCMなんて早送りされまくりなのに何を今更騒ぐのかと思ってたんで、回答が出てスッキリ。録画組が増えることよりも、リアルタイムで見る視聴者が減る(=視聴率が低下する)ことの方が問題なんだろうなあ。でもこれは難しい。個人的には、録画したくなるほど面白い番組より、録画するほどではないけど暇つぶしやながら見にはもってこいの気楽に見れる面白番組の方がリアルタイムで見る可能性が高い。結局は、「録画して保存版にするけど、我慢できないのでリアルタイムでも見ちゃうほど面白い番組づくり」が理想ってことになるのだろう。



あ! そういえばテレ東「やりすぎコージー」。保存用に編集してて気づいたんだけど、あの番組は冒頭からまったくCMが入らない。その代わり、番組の最後におネエちゃんによるお色気CMコーナーを設けてそこですべて見せきるという変わった手法が取られている。「え? そうなの?」と思った方は、今晩やるんで確かめてみて!