DVD『怪奇!アンビリーバブルSP2』『ほんとにあった!呪いのビデオ 13』を見た

タイトルが長くなるのでわけますです。

『怪奇!アンビリーバブルspecial2』

怪奇!アンビリーバブル スペシャル2 [DVD]

怪奇!アンビリーバブル スペシャル2 [DVD]

一般の人から送られてきた心霊写真の謎を解明する心霊ドキュメンタリー。制作も「ほん呪」と同じパル企画で、スタッフも一緒の別シリーズ。再現VTRが入っており、そこらへんで差別化してるのかな?


なんでコレ借りたかっていうと、構成・演出が『こっくりさん 日本版』の坂本一雪なわけですよ。私、いま、こっくりさんに出てるアレが幽霊なのかそうでないのかを検証するために、ツタヤで監督の過去作品探しまくってるのですけど(だって絶対アレ幽霊じゃないもん)、結論から言うと、やっぱりアレは幽霊だったのかも(汗)。自信満々で勝負に出ときながら、早々に“敗北宣言”ですか?>自分。特に、「第4話・先祖の血」の再現映像がヤバイ。親子三代霊感体質という女性がかつて“菱形の霊”を見たことがあるというので、その模様が再現VTRで表現されてるのだけど、そこに映ってる“菱形の霊”がまんま○○○なわけですよ。どっからどう見ても○○○にしか見えないのですよ。もしかして監督、これは天然? 無自覚でやってるの? だってこれ、形といい動きといい画面から伝わってくる雰囲気、空気感、全てが菱形の“ユーレイ”ではなく菱形の“U○○”・・・。100歩譲ってもアス○○ル体・・・。うーむ、もしかして坂本作品に映る幽霊は全部そうなんだろうか。なんとしても確かめねば。


『ほんとにあった!呪いのビデオ 13』

ほんとにあった! 呪いのビデオ(13) [DVD]

ほんとにあった! 呪いのビデオ(13) [DVD]

冒頭のショッカーシーンで心臓止まりそうになりつつ始まった本作(マジでビビッた。出る場所分かってるのに2度目もビビッた。10回ぐらい見たら慣れるかも)。これも構成・演出は坂本一雪ということで、“検証・坂本幽霊は幽霊に見えるのか否か!?”第2弾です。amazonの紹介文が嘘っぱちなので(“足に無数の手”とか「行き止まり」なんて映像はなかったぞ)、収録内容はこちらを参照されたし。


結論としては、、、やはり微妙だ。作品自体はアンビリSP2から1年も経ってるので段違いにクオリティは上がってるんだけど、こうなると腕の有る無しじゃないんだろうなあ。窓に映る顔は幽霊に見えるけど、監視カメラに映る男の幽霊や「前触れ…」の空に浮かぶ幽霊は無理(だってあれはどう見てもフラ○ング・ヒューマノ○ドでしょ!)。「自主映画」のアレ見ても「まさか兄ちゃん、アブダクションされたのか!?」と思ってしまう。・・・たぶん、“風景”かなあ。『こっくり』しかり『アンビリSP2』しかり、この人の撮る風景は結構怖いんですよ。団地も昼の大通りも夕暮れの空も。全てが妙に不穏で。幽霊の置かれてる場の空気が通常の幽霊のソレとは異なってる、だから、よりその空気に似合った幽霊とは違う別のモノに見えてしまうのかも知れない…(といっても他の人は引っ掛かってないみたいなんで、自分の視覚が人一倍“場”に影響されやすいんだろうね)。そう考えると、やっぱりこの勝負、敗北か・・・orz。いや、まだツタヤに新作「実録!呪われた心霊体験」の2だか3だかが残ってる。それ見てから決めよう。


本作のナレーションは、初期の「ほん呪」演出家でもあり、もうすぐ新作『ルート225』が公開される中村義洋監督。先週からいろんなタイプの心霊ドキュメンタリー見てきてるけど、やっぱりこの人のナレーションが一番です(生声聴きに舞台挨拶行こうかしら。笑)。プロは過剰だし、素人は発声が心許なく聞きづらい。それに比べて、抑揚の薄い素人声なのにハッキリしていて聞きやすく、タメや言葉の締め方が絶妙な中村ナレーションは、映像とのバランスが非常に良かった。「ほん呪」初期のナレーションはもうちょっと心許なかったような・・・やはり場数なのかな。でもこれ以上は上手くならないで!


【関連過去記事】