DVD『呪霊伝説vol.3』『ほんとにあった!こっくりさんの呪い』を見た

雨なので家にてホラー三昧です。週に1日しかない休みがこんなでいいんでしょうか(残業続きで電車に乗る気力がない)。というわけで先週に続き今週もゆきますよー!


あ、その前にひとつ訂正が。先週ご紹介した『女呪霊』ですけど、ワタクシ、「“じょじょれい”って読みます」なんて声を大にして言いましたが、パッケージ再見したらやっぱり“じょじゅれい”でした(汗)。どこかで“じょじょれい”って誤記されてたのがあまりにインパクト大で*1、すっかり思いこんでおったようです。訂正してお詫びを。

『呪霊伝説 其の参 死者の甦る街』

呪霊伝説 Vol.3 死者の甦る街 [DVD]

呪霊伝説 Vol.3 死者の甦る街 [DVD]

心霊スポットの取材にいったまま戻らないスタッフを捜すため、残されたスタッフは霊能力者に協力を要請し、彼の残したビデオテープが発する霊力をたどりとある心霊スポットに向かう・・・という心霊ドキュメンタリー。心霊スポット紹介がメインで、間が持たないから再現ドラマと心霊ドキュメンタリーをくっつけたという感じの構成。再現ドラマは割とちゃんと作ってたのに、ドキュメンタリー部分のドラマ臭がものすごくて、“無名の役者がテレビスタッフと霊能者という役に扮して心霊スポットを巡る”という設定のバラエティ番組にしか見えない。あえて喩えるなら、“川口浩探検隊の心霊版”。ドキュメンタリー部分に出演してる霊能者が田中哲司似でなにげにカッコイイのが良い。いや、良くない(笑)。バラエティ番組に見えるのはこの人とナレーションによるところが大きい。見所は、本編終了後に5分ほど盛り込まれてる特典映像“心霊地図”。これが一番面白かった。映像とナレーションのみで心霊スポットを紹介し、本編でバラエティ臭さに一役買ってた過剰ナレーションもこちらでは全く違和感なし。えーと、もしかして全編これで良かったんじゃないの?などと本末転倒な考えが頭をよぎる。構成・演出は新谷拓治。

『ほんとにあった!こっくりさんの呪い 実録・狐狗理』

1970年代に社会現象となった“こっくりさん”。この禁断の遊びを再度検証していたスタッフは、こっくりさんにはまった姉が失踪したという中学生と出会い、とある映像を入手した・・・という心霊ドキュメンタリー。こっくりさんの歴史説明VTRが意外とよくできており、ナレーションがCX「奇跡体験アンビリバボー」のナレーターとよく似ていることもあって、アンビリバボーの日本のおとぎ話シリーズに心霊ドキュメンタリーと凝った再現ドラマが盛り込まれたような内容になってる。“こっくりさん”関係のビデオが同時期にいくつか出てるんだけど、本作に関しては『こっくりさん 日本版』との連動企画だった模様(公式サイトで紹介されてた)。


私は崩れたCG人間(大塚美容外科の10頭身人間とか)が生理的に苦手なので、再現ドラマに出てきたあの映像は夢に出てきそうなぐらいキモイです。ドキュメンタリー部分については、どことなく自主映画っぽい(芝居のせいかな)。ディレクター役の兄ちゃんがものすごくHYDEに似てるのでそればっかり気になってしょうがなかった(笑)。特典映像に「こっくりさん」の正しいやり方が収録されてるので(あ、見るの忘れちゃった)、試しにやられる方はご参照ください(おそらく『こっくりさん 日本版』でのやり方もコレに準拠してるんだろうなあ)。こっくりさんにも詳しい米光一成氏が特別出演。構成・演出は寺内幸太郎。製作はクロックワークス、トルネードフィルムほか(なにげに豪華じゃん)。



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*1:「なんで“じょじゅれい”じゃないの!? それじゃまるで“叙々苑(じょじょえん)”みたいじゃん!」とショックでかかったせいで、借りたときにもタイトル見てるはずなのに、間違って覚えてることに気づかなかったみたい(汗)。