真に「消費する」とは、こういうことなのかもしれない

はてブ経由でものすごい瞬間を目撃した。これぞまさに客と作り手の真剣勝負(いや、客から作り手への真剣勝負?)。演劇ってなんて怖い世界なんだろう。


覚えてる人はいるだろうか。昨年の3月、「NNNドキュメント」で“ニート”を題材にしたドキュメンタリーが放映された(番組の内容はこちら)。事前に「映画監督の松村克弥が演出してる」と聞いていたこともあり注目したが、取材対象となったニートの女性がただの演劇少女(演劇をやりたいので定職につく気がない女性)にしか見えず、なんじゃこりゃ?と面食らう。ドキュメンタリー自体は女性のキャラクターが非常に特異だったこともあり「スーパーテレビ・情報最前線」を見てるようで面白かったが、「NNNドキュメント」とはキャラの雰囲気が合わないし、ニートの現状を伝えるドキュメンタリーとしては完全な失敗作。同じような違和感は放送を見てた多くの人が感じてたらしく、この女性が以前から「少女単体」という演劇ユニットを組んで活動してたことがバレると、一部でヤラセ疑惑が持ち上がり、彼女の挑発的なキャラクターとも相まって、「ニートじゃない人を使ってニートのドキュメンタリーを制作してるぞ! ニートをバカにするな!」とプチ祭りに。


その「少女単体」の舞台が先日行われ、それを見に行った人のレポートがはてブマーカーに捕獲されていたのだが、、、


これがすごかった!



とにかく読んでみてください。


少女単体「ロミオとジュリエット」の備忘録(@趣味のWebデザイン)



今回ばかりは「演劇」に嫉妬した。テレビや映画もがんばれー!


【関連過去記事】
映画監督がTVのドキュメント番組を撮る(05.3.11)
先日のNNNドキュメントが面白い方向に・・・(05.3.16)