土曜日に放送された「立花隆 最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える」ですが、今晩深夜0:15からNHK総合で再放送します。秀逸リポートだったので、「ああ、見逃した...orz」と凹んでる人や、これからサイボーグヒーローものの小説や脚本を書こうと思ってる人は要チェックですぞ!
これ、ハッキリ言って怖いです。フィクションでしかなかった未来世界が現実にすぐそこまでやってきちゃったことを実感させられるリポート。クローンやバイオよりこっちの方が全然ヤバイって。脳みそと機械が直結するってこういうことだったんだなあ。サイボーグ009とかロボコップとか脳みそだけになって生きてる人の気持ちが初めて身体レベルで理解できた気がする。リモコン・ラットも文章と映像じゃインパクト段違いで、「技術革新ってスゲー!(嬉)」なんて素直に喜んでられるレベルを遥かに越えてた。「人間のモラルは欲望に勝てない」派の私からすると、目覚めちゃう人がいるとヤバイんで、これは世に出しちゃいけないVTRだと思う(と言いつつ人に視聴を勧める)。
立花隆といえば10年ぐらい前に『脳を究める』という本を出版し、一躍脳科学ブームを(私の中に)巻き起こした人ですけど、その立花氏が、脳のある部位に電気刺激を加えることでパーキンソン病や鬱病が治る事例を見て「そんな簡単なことで変えられるんですか*1」と驚いてたのが印象的だった。立花さん、何をいまさら。実用化できるかどうかの問題だけで論理的には自明のことだったじゃん。そんなところで驚かないでくれ。
「サイボーグ特集」については資料サイトができてます(はてブ経由)。立花隆ゼミの子らが作ってるみたい。
特集:NHKスペシャル補遺
↑ここによると、この先BSやハイビジョンでフォローアップ番組も作られる予定とのことなので、サイボーグ業界、まだまだ目が離せません(どんだけネタ隠してるんだろ?)。
- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1996/04
- メディア: 単行本
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*1:あ、ちょっと言葉ちがうかも