今晩9時から放送のTBS『日本のこわい夜−特別編−』は・・・

一見バラエティ番組に見せかけたホラードラマだそうです。テレビ欄ではタイトルの頭に“史上最恐Jホラー・ドラマ”とついてたけど、内容はどう見てもバラエティだったんで不思議に思ってたんだ。なんだ、そういうことだったのか。納得。


演出はもちろん映画『ノロイ』の白石晃士監督。脚本は数々のバラエティで構成作家を務める都築浩。そしてプロデューサーは、昨年同様Jホラーの仕掛け人・一瀬隆重


詳しくは↓こちらを参照。

史上最恐Jホラー・ドラマ
「日本のこわい夜・特別篇〜お祓いから全ては始まった…呪われた家の潜入…異常事態が番組を襲う!!」


バラエティ班の本気のヤラセ芸がいま試される・・・と言いたいところだが、↓こんな注意書きが。

注意:一見バラエティ番組のようですが、これは脚本があるドラマです。

こんだけドラマだということを強調しているところを見ると、バラエティだと思って見てた人を本気で騙すつもりはなく、どこまでドキュメンタリーっぽく見せるのか、そのさじ加減が見所のドラマって気がするなあ。あまりうまく作りすぎると「やらせくせー」で終わっちゃうので、フィクションっぽさも見せないと。『ノロイ』のCMもガンガン入るだろうから、これから映画を観る観客の印象もこれによってちょっとは変わってくるかもしれない。そうなったら、逆に面白い。実験やね。


【関連記事】
御影湯七回目ゲスト 都築浩さん(聞き手:高須光聖)
※これ読んでると、都築さんが今回脚本を書くことになったのは必然のような気がしてきた。




「フィクションであることをどこまで視聴者に知らせた方がいいのか」ということについて、制作側はこちらが思ってる以上に頭を悩ませているという事例がいくつかあったので、後でもうちょい掘り下げてみようかと思う。