『心中エレジー』まもなく公開(7/30〜8/19まで)

熊切和嘉監督作品で助監督やプロデューサーを務めてきた亀井亨の初監督作品『心中エレジーが今週末から公開される。タイトルからも分かるように本作のテーマは「心中」。ただし、死にたがってる男女が心中しようとさすらう映画、というよりは、これでもかというほどに“死に損なう”映画らしく、個人的にも気になっている作品。つい1週間ほど前、正式出品していた2005アメリカ シネマ・パラダイス映画祭から最優秀作品賞を受賞したとの吉報が届いたようで、うまく追い風となるか。公開中は長塚圭史や熊切和嘉を迎えてのトークショーも予定されているのでお楽しみに!

 
『心中エレジー』 7/30(土)〜8/19(金)まで


【監督】亀井亨【脚本】永森裕二【撮影】中尾正
【出演】眞島秀和/小山田サユリ/豊原功輔/中村優子/並樹史朗/三浦誠己/播田美保/松尾崇/奈良坂篤/嶋田久作
108min/R-15指定/ビスタサイズ/2005年
□上映館:渋谷シネ・ラ・セット


【STORY】田園風景広がる田舎町から毎日片道2時間半かけ勤め先の不動産屋へと通う京子(小山田サユリ)。仕事を終えて家に帰れば、夫・勉(豊原功輔)とふたりいつもの生活が待っている。郊外に暮らす万代(眞島秀和)もまた、片道2時間の通勤で弁護士事務所に勤務。地元の町役場に勤める妻・麻美(中村優子)と安定した日々の生活を営んでいる。ある日、京子の案内で西新宿のアパート物件を訪れた万代は、ふと彼女にある提案をしてみた。「平日の夕方から夜の2時間、ここで一緒にいないか?」 その日を境に限られた場所と時間の中で互いを求めあう万代と京子。ある時、京子が言った。「なんか私ね、心に“膿”溜まっているみたいなのね」。万代が答える。「じゃ、その“膿”出しちゃおうよ」。それはふたりがいっしょに死ぬこと、つまり“心中”を意味していた……。


7/30(土)11:30の回上映後、13:50の回上映前に初日舞台挨拶を予定。ゲストは眞島秀和小山田サユリ中村優子、亀井亨監督を予定。当日朝9:15より整理券配布(一人2枚まで)。


また、以下の予定でトークショーも開催される。

8/3(水) 21:10の回上映前
 ゲスト(予定):眞島秀和、三浦誠己
8/8(月) 21:10の回上映前
 ゲスト(予定):小山田サユリ長塚圭史(演出家・俳優)
8/16(火) 21:10の回上映前
 ゲスト(予定):亀井亨監督、熊切和嘉(監督)


※各日当日AM9:30より整理券配布(一人2枚まで)


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