何故、彼女は校舎から飛んだのか?

昨日、すごく暑かったんですよ。休日出勤だと仕事場のクーラーが弱めになるので、なんかムシムシする。空気が滞っていて気持ち悪い。カラダ全体風にあたりたくなり、廊下に出て、屋外に通じる非常扉を開け、ちょっと外に出てみたんですね。生ぬるい風がふわっとあたり、気持ち悪いけどちょっと気持ちよかった。


その瞬間、何故かフッと単発ドラマ『飛べないオトメの授業中』のラストシーンを思い出したんです。学校で飛び降り未遂騒ぎがあり、その様子を傍観してただけの主人公(佐藤藍子)が、誰もいなくなった校舎の屋上から勢いよく飛び降りるというのがこのドラマのラストシーンなんだけど、当時これ見た時、なんで主人公が飛び降りたのか意味不明で、「この年頃の子が自殺するのに、大した理由なんて必要じゃないということだろうか」なんて適当に解釈してたんですけど、昨日、会社で非常扉を開けた瞬間、フッと思い至ったんです。ああ、別に自殺したかったわけじゃないのか。飛べそうな気がしただけなのか、と。彼女はただ、澄んだ青空を見てるうちに「飛んだら気持ちよさそうだな」と思っただけなのかもしれないなあと。。。


樹の海』を見に行く予定を立ててたから、こんなこと思いついちゃったのだろうか。と思って調べたら、脚本が村井貞之だった。村井さだゆき。・・・ああ、『楳図かずお恐怖劇場』で『蟲たちの家』『ねがい』の脚本書いてたっけ。・・・え? そんだけのつながり? うっすーい