家族が語る清水崇の幼少期

今朝のCX「めざましTV」は『THE JUON/呪怨』の公開を来週に控えた“清水崇監督特集”だった。内容がなかなかに面白かったので書き留めておく。


まずは、ホテルの一室でのインタビュー。軽部アナが出向くと、待っていたのは監督の清水崇と主演のサラ・ミシェル・ゲラーアメリカ向けということを意識して作り直したと語る清水監督は、日本版との怖さの違いを「言葉も通じない国にやってきた孤独感、孤立感に加え、さらに怖い目にあう主人公の恐怖」だと話していた。自身の怖さの原体験について尋ねると、子供の頃すごく怖がりだったという清水監督は、特に家の階段が怖かったそうで、暗闇に何かいるのではと想像してはひとり怖がっていたとか。その時の体験がいま非常に生かされているそうだ。サラ・ミシェル・ゲラーに「もっとも怖かったシーンは?」と尋ねてみると、シャワーのシーンを挙げていた。清水監督をはじめ男性スタッフに囲まれての撮影で(そういう意味での怖さかい!)、「でも、今では監督と一緒にシャワーを浴びる仲なのよ」なんて周囲がちょっと引くようなアメリカン・ジョークをかますサラに、監督がボディ・ランゲージで「それは言っちゃダメだよ」とスマートにさとす一幕もみられた(ノリの良さは相変わらず)。


意外とお茶目な清水監督に興味をしめしためざましTVは、幼少時代の彼の様子を聞き出すべく、群馬県の実家を訪ねた。こたつに入りながらインタビューに答えてくれたのは、父、母、(田口トモロヲ似の)弟の三人。幼少時の清水監督は非常にイタズラ好きで、被害にあっていた弟さんの証言によれば、伽椰子の“階段降り”も子供の頃から家でよくやっていたそうだ。例えば、家に帰ると玄関に靴はあるのに兄貴の姿が見えない…。しばらくすると、伽椰子のように四つん這いで階段を降りてきて弟を驚かせる、といった具合に。ちなみに「あ゛〜〜〜」という伽椰子の鳴き声、あれも子供の頃からよくやっていたらしく、初めてやった時に弟が「何それ?」と尋ねると「外の郵便屋さんの音」と答えたので見てみたら、外に停まっていた郵便配達のバイクから「あ゛〜〜〜」というエンジン音が確かに鳴り響いていたとのこと。


ちなみに清水監督の実家は「畳屋」で、東京の撮影所に建てられた佐伯家セットには、実家で作った畳も使われているらしい(こんなとこで密かに親孝行とは…)。


映画は2月11日(金・祝)より全国ロードショー。



そういえば、MovieWalkerの清水崇ロングインタビューがなかなかに面白くて(こちら)、アメリカ人の<幽霊観>や、伽椰子役の藤貴子さんとは同じ年の同じ日に生まれたなんて意外なつながりも明かしていた。


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