『アマレット』まもなく公開(12/25〜3/4まで)

「音楽をちゃんと底辺においた映画を、一生に一本撮ってみたかった」というドリカムの吉田美和中村正人が原案を考え、脚本家の一色伸幸に相談したことから実現の運びとなった初主演映画アマレットが今週末から上映される。「ミュージッククリップの延長ではないものを撮りたかった」と話す二人が演じるのは、生活のためにドリームズ・カム・トゥルーのそっくりさんとして旅巡業をしてる売れないミュージシャン。本作の話題はなんと言っても、劇中でドリカム中村正人の役をダチョウ倶楽部の肥後ちゃんが演じてることだろう(笑)。これは中村たっての希望らしい。もちろん主題歌もDREAMS COME TRUEが担当。監督は『Laundry』『恋愛小説』の森淳一。ちなみに“アマレット”とは、イタリア語で「友だち以上、恋人未満」という意味だそうだ。

『アマレット』 12/25(土)〜3/4(金)まで(2/19〜モーニングショー)


【監督】森淳一【脚本】一色伸幸【撮影】中山光一
【出演】吉田美和/中村正人/伊藤淳史/夏八木勲/陣内孝則/宮崎あおい/剛たつひと/肥後克広/劇団ひとり/高杉瑞穂/ケイ・グラント/NAOMI YOSHIMURA
45min/2004年
□上映館:渋谷シネマライズ(21:30〜レイトショー)※1/15からは別館ライズXにて上映


【STORY】 「アマレット」という売れないフォークバンドで活動を続ける観音崎すみれ(吉田美和)と安田康夫(中村正人)。ふたりとも「ドリカム」にそっくりということから、ドリカムのそっくりさんとして、地方まわりをさせられる二人。営業に行く先々でさまざまなドラマが生まれる。そんなある日、ふたりそれぞれにスカウトの話が来て…。喧嘩を重ねながらも、互いに気遣い合う2人。理想と現実との狭間での、2人の葛藤。2人にとって音楽とは、2人の関係とは……。