『インストール』まもなく公開(12/25〜1/28まで)

綿矢りさの同名小説を、先頃『アタックNO1』の“鮎原こずえ”役も決まり、いまやスポ根アニメ実写版のヒロインとしてテレ朝からひっぱりだこの上戸彩主演で映画化した『インストール』が今週末から公開される。監督は意外にもこれが映画初監督となる片岡K(短編も撮ってないんだっけ?)。 「この子は美少年のまま成長できるのか」と日本中のお姉さん方をやきもきさせはじめてる美少年子役・神木隆之介くんもエロチャットのバイトに勤しむ小学生役で出演している。本人もネットはやるようで、「ほとんど見るのは電車のサイトです」と、正しい小学生ライフを垣間見せてる模様。

『インストール』 12/25(土)〜1/28(金)まで


【監督】片岡K【脚本】大森美香【撮影】
【出演】上戸彩/神木隆之介/中村七之助/菊川怜/小島聖/田中好子
94min/ビスタサイズ/PG-12/2004年
□上映館:アミューズCQN


【STORY】制服が夏服へと変わる頃、“平均そこそこなひとりの女子”として過ごす毎日に脱力してしまった高校生の朝子(上戸彩)は、深夜、部屋にある全てをゴミ捨て場に捨てた。片思いの相手であるコウイチ(中村七之助)から「あんたにゃ人生の目標がない」とお説教され、朝子は学校へ行くという習慣も捨てた。いつものように制服を着て家を出て、母親(田中好子)の出勤を物陰から確認しては家へ戻る…。そんな生活が続いたある日、朝子は、自分が捨てたパソコンを拾った小学生・かずよし(神木隆之介)と再会する。かずよしはインストールし直した朝子のパソコンを使い、押入れの中で親の目を盗みながら、エロチャットの代行アルバイトをしていた。朝子はかずよしから、学校に行ってる間、26歳の人妻風俗嬢“雅”の肩代わりをしてほしいと頼まれる。10歳の小学生が性別も偽ってエロチャット? その“普通じゃなさ”に戸惑う朝子だったが、好奇心が勝り、結局引き受けることに。バーチャルな世界で名前も、性別も判らないまま、交わされるどぎつい会話。底知れぬ欲望の世界は生身の人間を恋しくさせる。ランドセル姿のかずよしは“白馬の王子様”からは程遠いけれど、朝子を追い立てる不安と、大きな支えを亡くした喪失感から解放してくれていた。やがてふたりに“押入れ”から出る日がやってくる……。


12/25(土)は初日舞台挨拶あり。ゲストは片岡K監督、上戸彩神木隆之介を予定。 当日朝8:00より整理券配布。


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