『岸辺のふたり』まもなく公開(12/18〜2/11まで)

世界の名だたる映画祭で短編アニメーション部門のグランプリや観客賞を受賞してきた静かなる感動作岸辺のふたりがまもなく公開される。これ、何がすごいって、上映時間がたったの8分。しかも場所はアップリンクでもユーロスペースでもイメフォでもない…。客席数350席を誇る新宿テアトルタイムズスクエアの巨大スクリーンというから太っ腹。作品自体は既にDVDや絵本としても発売されており(内田也哉子が翻訳を担当したことで記憶してる人も多いかも)、「スクリーンで観たい!」という要望が多く寄せられたことから劇場公開に踏み切ったそうだ。しかし、さすがにこれ1本だけというのは客の入れ替えやらなんやらで客も従業員も大変だと思ったかどうか。実際の上映は8分ではなく、本編の2回上映に短編2本を添えての計26分という尺で上映することとあいなった。フレンチ・アニメーション『ベルヴィル・ランデブー』も同じテアトルタイムズスクエアで同時期に上映されるので、どちらから先に観るも良し。新宿でアニメーション三昧というのもいかがでしょうか。


『岸辺のふたり』 12/18(土)〜2/11(金)まで


【監督】マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
8min/イギリス・オランダ/2000年
□上映館:新宿テアトルタイムズスクエア(10:25〜モーニングショー、21:45〜レイトショー )


【STORY】幼い娘を置いて、岸辺からボートに乗って行ってしまったまま戻ることはなかった父。繰り返される四季。移り変わる自然。それでも変わらず、娘は岸辺に立ち止まり、父を想う。そうして時は過ぎ、そのひたむきな強い思いはある奇跡を起こす……。


■同時上映
『お坊さんと魚』(6分30秒/1994年)
『掃除屋トム』(2分30秒/1992年)


岸辺のふたり [DVD]

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岸辺のふたり―Father and Daughter

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