『誰も知らない』まもなく公開(8/7〜)

カンヌ効果で話題沸騰の『誰も知らない』がいよいよ今週末から上映される。ただし要注意! いくつかの映画館が上映館として名乗りをあげてるわけだが、公開日は微妙にずれている。今週末から始まるのはシネカノン有楽町など。渋谷シネ・アミューズは来週8/14(土)、新宿テアトルタイムズスクエアは8/21(土)から。その他劇場に関してはこちらを参照されたし。


『誰も知らない』 8/7(土)〜*


【監督・脚本・編集】是枝裕和【撮影】山崎裕【音楽】ゴンチチ【挿入歌】タテタカコ「宝石」
【出演】柳楽優弥/北浦愛/木村飛影/清水萌々子/韓英恵/YOU/串田和美/岡元夕紀子/平泉成/加瀬亮/木村祐一/遠藤憲一/寺島進
141min/ビスタサイズ/2004年
□上映館:シネカノン有楽町(8/7〜10/29)/シネ・アミューズ(8/14〜1/14,2/26〜)/新宿テアトルタイムズスクエア(8/21〜9/10)/渋谷シネ・ラ・セット(1/15〜2/25)


“生きているのは、おとなだけですか”


【STORY】トラックからアパートに荷物が運び込まれる。引っ越してきたのは母けい子(YOU)と、明(柳楽優弥)、京子(北浦愛)、茂(木村飛影)、ゆき(清水萌々子)の4人の子供たち。だが、大家には父親が海外赴任中のため母と長男だけの二人暮らしだと嘘をついている。子供たちの父親はみな別々で、学校に通ったこともない。それでも母がデパートで働き、12歳の明が母親代わりに家事をすることで、家族5人は彼らなりに幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、母は明に「今、好きな人がいるの」と告げる。そして母は、20万円の現金と「お母さんはしばらく留守にします。京子、茂、ゆきをよろしくね」というメモを明に残し姿を消した。この日から、誰にも知られることのない子供たち4人だけの"漂流生活"が始まった……。


8/7(土)10:30の回上映後、13:25の回上映前に、シネカノン有楽町にて初日舞台挨拶あり。ゲストは是枝裕和監督、柳楽優弥、YOU、北浦愛、木村飛影、清水萌々子韓英恵を予定。当日AM9:00より入場受付を開始(10:30の回、13:25の回どちらか1回のみ。一人4枚まで)。


尚、公開を記念し、今晩深夜2:50-3:55にCX「NONFIX」で是枝監督の特別番組が放映される。といっても『誰も知らない』に関するものではなく、ドキュメンタリー番組出身の是枝監督に、当時の番組づくりの心境や現在のドキュメンタリー番組についてをロングインタビューしたもの。1991年に「NONFIX」で放送された監督の処女作「しかし…福祉切り捨ての時代に」も特別放送される。これは水俣病和解訴訟国側の責任者だったあるエリート官僚(53歳で自殺)の生と死の軌跡を辿ったドキュメンタリー。


※カンヌ受賞関連記事一覧はこちら(id:eichi44:20040523#p2)
是枝監督インタビュー1


追記:渋谷シネ・アミューズにて、10/7(木)19:00の回の上映後に是枝裕和監督によるティーチインあり。


追記:国内の各種映画賞受賞を記念し2/26(土)より渋谷シネ・アミューズにて特別料金1000円で再上映。3/5(土)15:35の回上映後に是枝裕和監督によるティーチインあり。




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初日舞台挨拶(2004/8/8 シネカノン有楽町)