『箪笥』まもなく公開(7/24〜上映開始)

先週末渋谷で一大キャンペーンが張られた*1韓国号泣ホラー『箪笥』が今週末から上映される。予告ナレーションを担当するのはもちろんこの人、遠藤憲一*2。物語は、仲の良い姉妹(薔花と紅蓮)が継母の陰謀で無念のまま亡くなり怨霊になると言う韓国の古典怪談「薔花紅蓮伝」を元に作られている。予告で流れる「紅蓮と薔薇、美しい二人の姉妹が新しい母の元に・・・」の“紅蓮と薔薇”って言い回しは明らかに“牡丹と薔薇”から頂いてきてるけど、まあ、こっちの方が語呂は宜しいわな。監督は『クワイエット・ファミリー』『memories(「Three/臨死」の一篇)』のキム・ジウン。『memories』の心霊描写がダメダメだったのでイマイチ信用ならんのだが、本作は鬼母要素の方が強いという噂もあるのでそれに期待したい。見所は、やはりあの洋館でしょう! 美術さんの頑張りを堪能しに行くです。音楽もなかなかに良い。あとは継母役の女優さんが思う存分鬼女っぷりを発揮してくれれば文句なしです。


『箪笥』 7/24(土)〜*


【監督】キム・ジウン
【出演】イム・スジョン/ムン・グニョン/ヨム・ジョンア/キム・ガプス
115min/ビスタサイズ/2003年
□上映館:シネ・アミューズ(〜8/13まで)/新宿シネマミラノほか


【STORY】ソウル郊外に静かにたたずむ一軒家。長期入院を終えて帰ってきた美しい二人の姉妹を笑顔で出迎える継母。しかしその表情はどこか冷ややかであった。姉は継母を毛嫌いし、妹は少し怯えていた。その夜、妹は部屋に何か得体の知れないものの気配を感じ、姉のベッドに潜り込む。代わりに姉が悪夢にうなされることに。それ以来、家のあちこちで怪奇現象が巻き起こる。「継母もおかしいし、この家もヘンよ・・・」 だが、彼女はまだ知らなかった。全ての恐怖を支配するものが、妹の部屋に置かれた箪笥の中に封印されていることを……。


新宿シネマミラノでは7/24(土)AM9:40の回終了後に舞台挨拶あり。ゲストは姉妹を演じたイム・スジョンとムン・グニョン、そして『箪笥』キャンペーンソング「Here I Am」を歌うセルタブの3人。


それから、新宿シネマミラノ、池袋シネマサンシャイン、川崎チネチッタシネプレックスわかばの4館では、映画に出てくるのと同じ“箪笥”が劇場内に設置される模様。開けるとなんか入ってるらしいよ。


尚、シネ・アミューズでは8月上旬から『誰も知らない』の上映が始まるので、『箪笥』はそこで終了かレイトショー上映に変更になるとみた。よって、昼間渋谷で観たい人は早めに行かれたし。


−追記−
シネ・アミューズ8/13(金)まで。8/14(土)〜8/20(金)まで、同じビルにある渋谷シネ・ラ・セットで引き続き上映。


*1:街中に『箪笥』トレーラー走りまくりの、駅前交差点ではキャンペーンソング「Here I am〜♪」かかりまくりでした。

*2:ホラー・サスペンスといえばエンケンとばかりにやりまくってますが、「決してひとりでは見ないでください」並みのヒットコピーがあれば殿堂入りはすぐそこですね。