TBS『CBSドキュメント』でのミュンヒハウゼン症候群報道

着信アリ』の中で、ミュンヒハウゼン症候群という単語が出てくるんだけど、これが世に出現したのは、もう何年前だろう。12年ぐらい前かな? 私がこの病気のことを初めて知ったのは、TBS深夜にやってた『CBSドキュメント*1という番組の中だった。多重人格という病気の信憑性が疑問視*2され始めてた時にポッとこれが出てきたこともあり、その時は「アメリカ人は児童虐待まで病気のせいにする気かよ」とちょっと腹が立ったもんだ。番組では、ある事件と共にこの病気のことが紹介されてた。とある州で、長年に渡り多数の患者を故意に死なせてきた一人の看護婦が捕まった。彼女は、日頃から患者に献身的に尽くし、医師や患者からの評判もすこぶるよい人だったため、捕まった時は「まさかあの人が!?」状態だったらしい。そして精神鑑定にかけられた結果「ミュンヒハウゼン症候群」という病気だと診断された。番組では、この看護婦の病気を「ミュンヒハウゼン症候群」と紹介していたが、それは間違いで、正確には「代理によるミュンヒハウゼン症候群(身近な人間を病人に仕立てあげる病気)」。ただの「ミュンヒハウゼン症候群(病人になりたがる病気)」とは区別される。この時はまだまだ珍しい病気という扱いだったが、いまやすっかりメジャーの仲間入り・・・

*1:アメリカのCBSで作られた報道ドキュメンタリー番組(正式タイトルは『60ミニッツ』かもしれない。記憶あやふやですんません)。多重人格者の人格交代シーンとかもここで見たなあ

*2:多重人格は全て患者の演技なのではないか?