『カタルシス』明日から公開(2/14〜3/5まで)アンコールモーニングショー

現在ユーロスペースでは、少年犯罪の加害者少年と被害者の父親を描いたベルギー映画息子のまなざし』が絶賛上映中だが、同じく少年犯罪の加害者少年とその家族の罪と贖罪を描いた日本映画『カタルシス』のアンコール上映が明日からシネマ下北沢で始まる。見比べてみるのも面白いかも知れない。


『カタルシス』 2/14(土)〜3/5(金)まで


【監督・脚本・編集】坂口香津美
【出演】尾上寛之/斉藤麻衣/大高力也/川上麻衣子/山口美也子/真那胡敬二/東孝ほか
113min/2002年
□上映館:シネマ下北沢(11:00〜モーニングショー)


【STORY】少女連続殺人事件を起した少年・南青紀(尾上寛之)。事件から3年後、少年院を仮退院してきた南青紀を父(真那胡敬二)は無言で出迎え、車で家族の元へと連れて行く。家族は、母(山口美也子)方の祖母が危篤との知らせを受け、九州の離島へ里帰りをするところだった。叔父(東孝)の世話で、一家は海岸の粗末な小屋でひっそり暮らし始める。しかし事件は家族すべてに重くのしかかり、その出口が見える気配はなかった・・・


尚、上映後にトークイベントが多数企画されている。聞き手はいずれも藤井誠二(ノンフィクションライター)が担当。ゲストは以下の通り。
2/14(土)は清水勉(弁護士/少年犯罪を数多く手がける)、2/15(日)は飯島京子(NPO法人被害者支援の会アピュイ代表)、2/21(土)森達也(映画監督)、2/22(日)東孝大道塾代表師範/叔父役で出演)×松原隆一郎(社会経済学者/東京大学教授)、2/24(火)斉藤環精神科医)、2/28(土)藤原新也(写真家・作家/『カタルシス』の宣伝用写真を担当)、2/29(日)宮台真司社会学者)。


※ネタバレつき感想はこちら(id:eichi44:20040223:p1)。