33年ぶりにリメイクされ韓国での大規模公開も決まった映画『日本沈没』。その公開にあわせ、トルネードフィルムの叶井俊太郎が盟友、河崎実監督と共に仕掛ける今世紀最大の便乗映画『日本以外全部沈没』が今週末から公開される。原作は、今年に入って『時をかける少女』『パプリカ』と自作の映画化が相次ぎプロモーション活動に大忙しの作家・筒井康隆が、本家「日本沈没」(小松左京著)が大ベストセラーとなった73年当時、それを祝うSF作家の集まりで星新一らにけしかけられ1週間で書き上げたパロディ小説。ちなみに本作の監修を、どう見ても箔付けのために名前だけ貸したとしか思えない実相寺昭雄が担当している。また、パロディ映画らしく、映画版・テレビ版『日本沈没』で主役を演じた藤岡弘、村野武範を始め、著名人のそっくりさんが多数特別出演しております。
『日本以外全部沈没』 9/2(土)〜11/17(金)まで
【監督】河崎実【監修】実相寺昭雄【脚本】右田昌万/河崎実【撮影】須賀隆
【出演】小橋賢児/柏原収史/松尾政寿/土肥美緒/寺田農/村野武範/藤岡弘、/デーブ・スペクター/松尾貴史
98min/ビスタサイズ/2006年
□上映館:シネセゾン渋谷(21:20〜レイトショー)
世界が沈んで日本だけが残った。
北方領土、竹島、尖閣諸島はどうなるのか!?
【STORY】 2011年、原因不明の大規模な天変地異によってアメリカ大陸が一週間で海に沈んだ。一週間後、中国大陸が沈没を始め、その一週間後にはユーラシア大陸が沈没、その2日後にアフリカ大陸、さらに翌日にはオーストラリア大陸が沈没、結局数週間で日本以外の全ての大陸が海に沈んでしまった。やがて小さな日本列島に世界中から、命からがら脱出に成功した難民たちが押し寄せた。人口の急増に伴い、食糧は不足し、物価は高騰。失業率も急増し、日本中で外国人犯罪が驚異的に多発した。政府は超法規的措置としてGAT<外人アタックチーム>を組織し、不良外国人を次々に検挙、国外追放した。だが、外国人たちの不満のマグマは爆発寸前だった……。
9/2(土)上映前に初日舞台挨拶あり。ゲストは小橋賢児、柏原収史、松尾政寿、土肥美緒、藤岡弘、筒井康隆、河崎実監督、ハリウッドスター(そっくりさん)ほか豪華ゲストを予定。当日朝(12:00PM頃)より整理券配布予定。また9/21(木)は上映前にミドリカワ書房のミニライブも予定されてます。
- 作者: 筒井康隆,山藤章二
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/06/24
- メディア: 文庫
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